2011/03/30

新宿の眼

ご存知の方も多いと思いますが、新宿駅西口の地下には「新宿の眼」がありますね。アクリル製で1年中うねうね動いているもんだから、やっぱ何となく気になるですよ。

コレずいぶん昔からあって、たぶん小学生のころに初めて観てなんだかコワイなあとか思ったものです。(調べたら1969年の作品だって)
諸星大二郎さんのマンガでは、この裏にひみつの会社があったりするのですが、何となくそんなヒミツっぽい感じがして、怪しいですねコイツ。だから結構好きな場所でもあります。

しばらく佇んで様子を観ていると、道行くヒトのほとんどはこの眼を見ないで通り過ぎてゆくようです。通る人は誰も見ないのに、壁にあるデカイ眼は通る人みんなを見ている。そしてソレを離れて見ていると、ふと時々、そのゆらゆら揺れているアクリルの瞳の中が、ちょっと動いて、僕の方をチラ見したような気がして「ぎくり」とするです。
この眼は長い間いろんなものをみてきた、それを想うと何かしらの感情がコイツにはあるのかもしれないな、とちょっとだけ考えたりしているのです。
もしかしたらこの下にスンゲーでかいロボ的な何かがいて、その眼の部分だけがここにあるんじゃないか、とかね・・・・。





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2011/03/21

はとフォーメーション

過日、公園を歩いてたら
ハトのみなさんがフォーメーション組んで
なにやら会議してました
「いや、こないだの地震コワかったー」
「オレもー。マジビビった」
「あ、オレ飛んでて気がつかんかったわ」
「パンくず喰ってたら地面ぐるぐるで飛び立つのもわすれちゃったよ」
「な」
「な」

とか、話してるんでしょうかね
くるっポー。







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2011/03/19

すこしでもあかるく、元気がでますように

だあ!
(クリックすると、すこしだけおおきくなるよ)









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2011/03/17

すこしでもあたたかく、ホッとできますように。

ほんのすこし深呼吸すれば
もっとまわりがみえて、おちつけると思うんだ
(クリックするとおおきくみれるよ)







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2011/03/16

少しでもあかるく、ほっとできますように

あわてるなよ
もう少し落ち着こうぜ、なあ。
(画像クリックで大きくなるよ)










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2011/03/11

100年でヒトはそんな変わらないんじゃないか?

過日、横浜は本郷台にある「神奈川県立地球市民かながわプラザ・あーすぷらざ」というところへ行って来たです。「100年前の世界へ」という写真展を観るために電車乗り継いで約2時間。この「100年前の世界へ」という写真展は、おおむね100年前にフランスのアルベール・カーンさんが、世界60カ国にフォトグラファーを派遣して、オートクロームと言う天然色写真で世界中を記録した、というプロジェクトの成果を観ることができる展示で、100年前の人々の写真がすらーっと並んでいるさまは、まさに壮観。これが入場無料だなんて、電車賃はたいて本郷台きてホント良かったです。
じっくり眺めていると、世界中の人たちの、まあ、街並みや服装は少々異なってはいるものの、それぞれの国の人たちの中身は、あまり変わらないんじゃないかって気がしたです。文明は急速に進化しているけれど、文化ははるかにゆっくりとした速度で進んでいる、と言う感じかな。興味深い100年前に日本なんて、ちょっとノスタルジックな印象のカラー写真と相まって、とても美しい。街もヒトも、すべて。

いや、もちろんカーンさんの依頼で撮影したフォトグラファーは、おそらくスラム的な場所とか、裏道などは撮らなかっただろうから、どの国においてもキレイ所を押さえているんだろうとは思うけど、それでも、人々の表情や動きから(なんとムービーまで撮っている!)、今よりも何となく優雅でゆったりした、そして貧しいけれど卑屈ではなく、たのしく暮らしている人々を感じ取ることができる気がした。
たった100年前の、何気ない記念写真的なものばかりなのに、100年と言う時間が写真をとても貴重で観るヒトに色々なものを考えさせてくれる情報をもたらしてくれる。100年が写真に色々な付加価値を足して行ったんだろうな。

いや、ほんとこれだけのものを大量に、無料で観ることができるなんて、アルベール・カーンのおっさん太っ腹!死してなお、その意思が引き継がれているマンパワーに敬服するですよ。
しかし、会場となっている「神奈川県立地球市民かながわプラザ・あーすぷらざ」。なんですか地球市民てネーミング(笑)。思わず館長の名前が「海江田」とか言うんじゃなかろうね、と思ったりして。
なんか殺風景な本郷台駅の前に、どかーんとドコからかやってきた宇宙船的なでかい建物のデザインもアレだし、平日とはいえ、写真展もガラガラだったことを考えるとなんだか勿体ないような気がするなあ。まあ、ハコ物大好きお役人らしい仕事っちゃあそれまでなんだけどね。
地球市民プラザというだけあって、2Fや3Fからロビーを見下ろすと、でっかい地球地図が。そしてそのまま天井を見上げると、球形のガラスにその地図が、ロビーの人たちとともに丸く写って見えると言う凝った造り。でも誰も気がついてないみたいだったけど、いいのか、アレで(笑)。









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2011/03/05

卒業制作展を観て巡る日々

正直言えばヒマです(笑)
ヒマと言うか、この時期仕事が少ねえです。
まあ春休みなんだから講師稼業はヒマなんでありますが、だからといってウダウダしているわけではなく、できるだけ多くの、美術系大学や専門学校の卒業制作展を観て巡ると言う事をしておりますよ。

各大学や専門学校それぞれ特色と言うか、観せ方に工夫したりストレートだったり大規模だったりこぢんまりとしてたり。この時期ならではの楽しみがあります。プロとしてすぐに通用しそうなヒトや、4年間(あるいは2年・3年間)ナニしてたんだこいつわ!みたいなヒトまで、まとめて観る事ができるのがイイかな、と思うです。

よく言われる事なんだけど、全般にレベルは高い。でもなんか「スゲーぞコイツ」的な、ちょっとハズれたバカ野郎がほとんどいなかったのが残念と言えば残念。ちんまりまとまっちゃってる感じがするんだよね。と、言ってる本人も、卒業制作ちんまりまとまっちゃってる感の作っちゃいましたが。もちろん各学校に何人かは「結構スゲー」のいたけれど、腰ぬかすようなスゴさは感じられなかった。

あと、会場にいた何人かとは話す事ができたですよ。横浜デジタルアーツの生徒、東京工芸大学の生徒、女子美の生徒、東洋美術学校の生徒等々。それぞれ面白かったけど、なんかみんな「就職」目指してるって感じがして、なんか違和感を感じたのは確か。
アーティスト目指してます!って感じじゃないんだよね。まずは就職して力をつけてからとか、経験を積んでからとか、まあそりゃ正しいんですが、正しいから「イイ」ってワケじゃないでしょ?と思ったりもする。おおむね正しくないルートの方が、危ないけど面白いような気がするんだ。みんな手堅いよな。

というわけで、写真は某学校の展示の帰りに撮った夕日。九段坂上から市ケ谷方面を撮影したのです。影が歩道に延びて冬らしいイイ夕日でしたよ。みんな、これからライバルになると思うとワクワクするぜ。とか考えつつ、まだ数校残っている卒業制作展を楽しみにしているのであります。







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