過日、最近フリクエントしているちょっと変わった雑貨屋さんに足を運んでみたです。
基本亜細亜や中東の小物を輸入して置いてあるのですが、まあ、元が元だけに単価が超安い。もちろん品物もそれなりのもの、つか安物が多いんですが、ヨーロッパのこ洒落たデザインの雑貨と並べてもなかなかいい面構えしてるものが多く、いやワタクシ安物なんでスミマセン、という感じではなく、堂々と「オレは安物だぜ」的な態度のデカさを感じるというか、卑屈じゃない大らかさが何となく気に入ったりしているわけです。
で、購入したのが琺瑯のマグカップ。
皮が薄くて持つと「あちちち」になるんですけどね、どうも色合いがステキで、ついつい買ってしまったのです。なんていうのかな、垢抜けない色合いというか、洋風のダイニングじゃなくて、村の共同水道の蛇口に引っ掛かって居るような感じというか。ちょっと昭和的な印象もありますな。
他にもブルーや茶色なんかが並んでて、どれもステキだったのですが、渋めの赤と薄いグリーンを選んでみました。ひとつ350円。これでインスタントコーヒーなんか飲むと、なかなかの味わいがあって、あっちっちだけど美味しいもんです。
安っぽさというのもひとつの味わいとして、これもイイなあって思えるようになったのは、自分で言うのもアレですが、年の功というヤツなんでしょう。
クチビルをやけどしそうになりつつ、亜細亜のドコかでつくられたマグカップでコーヒーを飲む。もしかしたら海の向こうで、同じマグカップで誰かが同じように「あっちっち」と言いながらコーヒーとかお茶を飲んでると思うと、何となく愉快な気持ちになってくるのであります。
BGMは「アジアの純真」
オッサン的には井上陽水奥田民生バージョンでシクヨロ。
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