近所のお稲荷さんには毎年地口行灯がたくさん並んで、それはまあ壮観と言うか、ネタ満済的な感じでとても楽しみな季節ではあります。
この地口行灯は夜に点灯するので、真夜中に通ると、ちょっと不気味な感じで、社の裏とか鳥居の先には何かいるんじゃないかって雰囲気で、どうも気になるもんです。
んじゃあ、夜中に通らなきゃイイじゃんとは思うけど、何となく足が向いてしまい、気がつくと前を通過しちゃったりするもんで、そんな時は深夜営業のスーパーで油揚げでも買って夜食に網で焼こうかなんて、少しだけ考えたりもするものです。
しかし、この地口行灯に描かれている絵は、本当に謎。なんでコレなのか全然ワカラン。シュールでユーモラスで、変でキモい。ソレが夜、ぼんやりあかりが灯ってるもんだから、もう何と言うか薄暗い昭和的な怖さがあって、もし、今振り向いて後に嶋田久作さんがいたら、百パー気絶するぜ!的な感じであります。(しかも下から顔に明かり当ててるの)だから写真は、昼間に撮るワケであります。コワいから。
でもこのお稲荷さんは、地元の方々にとても大切にされているのがよくわかって、いつも綺麗に掃除されたり、提灯が破れてたらいつの間にか直されてたり、とても愛されている感じが素晴らしいのであります。こういう場所がある街は、たぶんイイ街に決まっているのです。よいこが住んでるよい街、的な。
.
0 件のコメント:
コメントを投稿