先月末より、美術系の大学や専門学校の卒業制作展が各地で開催されているので、例年のごとくできるだけ観てあるくようにしております。毎年さまざまな才能が現れて、どんなものを見せてくれるのかとても楽しみでもあるし、自分自身の勉強というか、観ているだけで自分も「なんかつくりてー!」って気が涌いてくるようで、いつもながらワクワクしているわけなんだけど、特に今年は、自分が講師を拝命している専門学校の生徒と一緒に観て回る「ツアー」を行っているので、彼らの意見とか、作品を観ている姿を柱の影からこっそり眺めたり(笑)して、自分自身でも楽しんでいるのです。
で、過日は国立新美術館で開催中の「五大美術大学卒業制作展」と「東洋美術学校卒業制作展」に、数名の学生たちと出向いて堪能してきたです。この美術館は晴れていると、2階3階の廊下が光の回廊のように、影と光が入り乱れてとても綺麗な様子を見せてくれるのが好きなんですが、まあ、今回も冬にしては暖かな日差しで、各学校の卒業制作共々充分楽しんで参りました。
展示に関して言えばそれぞれ学校の特徴とか傾向が観れるのは毎年の事。ウチの学生に訊いても、面白がるポイントはひとりひとり違うようだけど、きっと色々なものを得たンじゃないかと思う。何よりも同世代の連中がどんなものをつくっているのか、どんな事をしているのか、自分の立ち位置が何となく見えてくれればイイかなと思っているので、それなりの収穫はあったと思うです。
このツアーは3月の初めまで続くけれど、少しでも多くの生徒たちが、少しでも多くの経験をしてくれたら、そしてその手伝いができたらいいなと、思っているのです。
ということで、本日も昼間、出撃しますぜ新美術館。
昼は何にしよう。
.
0 件のコメント:
コメントを投稿