ヒマと言うか、この時期仕事が少ねえです。
まあ春休みなんだから講師稼業はヒマなんでありますが、だからといってウダウダしているわけではなく、できるだけ多くの、美術系大学や専門学校の卒業制作展を観て巡ると言う事をしておりますよ。
各大学や専門学校それぞれ特色と言うか、観せ方に工夫したりストレートだったり大規模だったりこぢんまりとしてたり。この時期ならではの楽しみがあります。プロとしてすぐに通用しそうなヒトや、4年間(あるいは2年・3年間)ナニしてたんだこいつわ!みたいなヒトまで、まとめて観る事ができるのがイイかな、と思うです。
よく言われる事なんだけど、全般にレベルは高い。でもなんか「スゲーぞコイツ」的な、ちょっとハズれたバカ野郎がほとんどいなかったのが残念と言えば残念。ちんまりまとまっちゃってる感じがするんだよね。と、言ってる本人も、卒業制作ちんまりまとまっちゃってる感の作っちゃいましたが。もちろん各学校に何人かは「結構スゲー」のいたけれど、腰ぬかすようなスゴさは感じられなかった。
あと、会場にいた何人かとは話す事ができたですよ。横浜デジタルアーツの生徒、東京工芸大学の生徒、女子美の生徒、東洋美術学校の生徒等々。それぞれ面白かったけど、なんかみんな「就職」目指してるって感じがして、なんか違和感を感じたのは確か。
アーティスト目指してます!って感じじゃないんだよね。まずは就職して力をつけてからとか、経験を積んでからとか、まあそりゃ正しいんですが、正しいから「イイ」ってワケじゃないでしょ?と思ったりもする。おおむね正しくないルートの方が、危ないけど面白いような気がするんだ。みんな手堅いよな。
というわけで、写真は某学校の展示の帰りに撮った夕日。九段坂上から市ケ谷方面を撮影したのです。影が歩道に延びて冬らしいイイ夕日でしたよ。みんな、これからライバルになると思うとワクワクするぜ。とか考えつつ、まだ数校残っている卒業制作展を楽しみにしているのであります。
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