2009/10/19

先輩方パワフルすげえ


ここ数日に銀座界隈(一部神田)で観に行った展示などを記す
奇しくも、先輩の方々の展示となったが 、まあ、正直言えばみんなスゲエです

★久里洋二 個展「アニメテックな世界」今アナログが面白い
京橋:art space kimura ASK?

ほとんど新作ばかり。壁に掛けられたボックスにペン画のイラスト 。その下には古くさいボタンが付いており、「そのボタンを押している間だけ」絵の一部が動くという、 イラストとアニメーションの融合のような展示 。
いつもどうりの久里タッチで、ちょっとエッチだったりシュールだったり 、訳わからんノンセンスさは日本一。衰えないなあ先生すごいです。 旧作新作の16mmアニメーションも観れておトクな感じで大満足。 ホント参りましたって感じ 。
旧作アニメは、僕が学生のころ、たしか草月で観たような記憶があるが 、未だに面白さが色あせない 。久里先生81歳・・・・スゲエです


★藤城清治 光と影展
銀座:教文館 ウエンライトホール

ケロヨンやべーパックの頃から親しんでいる藤城先生の展示も教文館ではおなじみ。毎年のように観に行ってるけど、今回は気合いが違う。
新作の大作がたくさん出展されていて、本当に圧倒された。特に軍艦島を遠くから描いた作品の迫力がすばらしい。雲の切れ目から射す陽の光の表現は神々しくもある 。また、影絵にする前のスケッチも大量に展示されていたが、 なんだよそのデカさと完成度の高さ。 これがスケッチで、下絵だなんて言われたら、 僕のやってるのなんか、マダマダではないか。 カラの付いたヒヨコになった気分にさせられた。 藤城先生85歳・・・・パワフルな活動に参りました。
(あ、先生は東郷健さんとシンセキらしいです。ゲイ雑誌の表紙も自由で明るくて素晴らしかった・・・)


★ウノ・カマキリ個展 『カマキリの4コマ劇画』展
銀座:ギャラリースペースQ

巨匠クラスなのにフットワークが軽く、腰が低くにこやかなカマキリ先生の個展はなんと4コマ。新旧取り混ぜて壁全面にぎっしり、ちょいエロのコマ漫画の上手さは神懸かり的。
強引な笑わせかたは、多分僕がはじめてみたカマキリ先生の作品(たぶん漫画読本だとおもうけど)と変わらず生き生き。ブラックな感じも素敵だし、何よりもシンプルな線が生きているって感じ。線画で勝負でる上手さをボクも身に付けたい。カマキリ先生65歳・・・・追いつくには何年かかるだろう。


★岡崎秀美 写真展「立体妖怪図鑑」
神田:ナンワギャラリー

先日「ぱなし展」を開催したナンワギャラリーでの展示は、水木しげる先生の描く妖怪たちの
リアルなフィギュアを本気で撮影した「立体妖怪図鑑」。
あるものは墓場で、あるものは林や森で、あるものは室内で。小さな手のひらに乗るようなサイズの妖怪フィギュアが、岡崎さんのカメラを通すと、本当にそこにいるように生き生きとして印画紙に収まる。観ているだけでも楽しくなる作品群に圧倒 。
なんて言うのかな、イラストとも、立体とも違う楽しさがあふれてて、ちょっと長居したくなる居心地の良さ。岡崎先生、その節はありがとうございました 。

というわけで、この数日間
スゴすぎるオッサンたちにヤられてボコボコではありますが、まだまだ、ダウンするわけには行かねえよな市ケ谷で展示してるし、それはジャブぐらいにはなるかもしれないけど、マダマダってわかってるから、これからもっともっと、精進するです。




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