2011/07/19

靖国神社で昭和歌謡。直立ロイド眼鏡の東海林太郎。

過日、毎年顔を出している靖国神社の「みたままつり」に出向く。
東京のお盆に合わせたこの鎮魂祭は年を追う毎に若い人たちの姿が多くなり、来るのが屋台目当てであろうともそれはそれでイイコトだと思う。大多数ではないけれど、その中の何パーセントの人たちが奥の社まで足を運び、何かを感じとればいいんだろうし。ただ、正しくそれを伝える大人の姿が少ないのが気になるなあ。つか、手前のお祭り屋台で若い人たちが集まり、奥は御老体ばかり。あと数年もしたら彼らはもういないかもしれない。その時どうなるのかが、ちょっと気になるわけです。
まあ、ワタクシは政治的、宗教的なイデオロギー抜きで毎年訪れているのは、遭ったことのない、僕が生まれる前に戦死した親類縁者が祭られている場所だからという、超プライベートな理由だからではありますが。

とまあ、ここの屋台は毎年数が増えて、それらを冷やかして歩くだけでも楽しいのですが、毎年みかけて、また買っていた「西瓜屋さん」がいなかったこと。これはちょっと残念。
いつも明るく、威勢よく応対してたヒゲのオッサンから、小玉スイカ半分に切ったの買うの楽しみにしてたんだけどなあ。どうしちゃったんだろう。

また、中央の大村益次郎銅像下では、夕刻になると盆踊りが始まるわけですが、昼間は人たちが休んだり。あるいはいろんなパフォーマンスも観られるのです。
今年はなんと、東海林太郎張りのロイド眼鏡をかけて直立で唄うワカモノ出現!。少々の声量不足は否めないものの、姿勢正しく唄う「憧れのハワイ航路」は中々のものでしたよ。アコーディオンの伴奏もとても素敵で、思わず聴いちゃいましたが、お捻りを入れることをしなかったので、背中に「青い山脈」を聴きながら去ったことを少々後悔しているところなのです。
次に出会うことが遭ったら、もう何曲か、ちゃんと聴くことにします。
でも、みたままつりでこのパフォーマンスというのは盲点だったなあ、昭和歌謡。若そうな二人だけどいいセンスしてると思うよ。








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