2010/03/27

春先いくつか

過日、巣鴨へお墓参りをしてきたです彼岸だし。
まあ、ワタクシ仏教徒ではありませんが、先祖をリスペクトする気持ちはもちろん忘れてはならないと思っているわけだし、年に二回でも墓参りするのは、なかなか楽しいものがあるかなと感じているのです。まあ、墓参りがレジャー化しているような感じがしないでもないけれど、リスペクトする気持ちを忘れなければいいのかな、とも思っているです。

さて、他にも旧友のS氏と埼玉の上尾にでむいて、ちょっとしたプレゼン仕事してきたです。いわゆるベンキャー系の企業へのプレゼンテーションだったんですが、いろいろワケあって徹夜になって、もっと作り込みしたかったのが残念。なんとか企画通ったら、もっとしっかり、面白いものを創りたいし、それをさせてくれそうな会社なのだ。ちょっと楽しみ。

過日は、盟友・加藤龍勇画伯が、2年ぶりに牛込のお寺で個展。最終日にでむいて、まるでお坊さんのような加藤画伯と共にしばし過ごす。寺の本堂の中にジャズが流れるステキな空間。しかしいつも思うのだが、加藤画伯の絵を観ると、正直「やられた」と感じる。ジャンルもスタイルも全く違うんだけど、一枚一枚の説得力に気持ちがヤラれる。なんて言うのかな、絵描きとして「悔し」くて「羨ましい」。嫉妬すら感じるよね、
だから自分も、もっともっと描かなきゃならんとおもっているし、描かなきゃならんのよ。で、加藤さんと最近「全部を描かない」というコトを話した。絵の一部に「これはココまで」と決めて、それ以上描き込まない。
描かないというのは度胸のいる作業だ。描き込めばそれなりに説得力がある絵になるだろうけど、描かない。できるだけ少ない線で、少ない面で、説得力のある、感じるものの多い絵を描いてみたい。自分で「これ以上描かない」と決めるのは度胸がいるけど、それをサラリとやってのける。画面にある空白が素晴らしいのだ。加藤画伯それができるんだからズルイよね(笑)。

その間にも、試写や学校の授業、それにレギュラーの仕事や、年末から続けてきている単行本の表紙や挿絵の仕事もなんとかすすめているのです。あ、そろそろ「懐中雑誌ぱなし」の時期。来月の頭には、できていることでありましょう。





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