2009/08/09

PSSTスクリーニング

土曜の午後、銀座のアップルストアで
PSST」のスクリーニング、すなわち上映会に出掛けてくる。
世界中のクリエイターが集まって、寄ってたかって短編の映像作品をつくる、というコンセプトで、今回も17本の短編が集まった。つくり方も独特で、まずひとりのクリエイターが短い「前編」をつくる。それに呼応して次のクリエイターが「中編」をつくり、最後のひとりが「後編」をつくると言う感じで、3人で1本の短編を作ると言うものだ。
もちろんそれぞれが個性的な連中らしく、作中つながりが無くてバラバラのもあるし、しりとりみたいにつながっているのとかイロイロ。このつくり方は、僕らがつくっている懐中雑誌「ぱなし」にも似た感じがあって、プロの連中がよってたかって真面目に何かをつくる(でも儲けようと思ってない)、というのは、一種のムーブメントなのかもしれない。アニメーションの世界では、連句アニメーション「冬の日」が有名だし、とても素晴らしい作品集ではあるのだが、それよりもバラバラで無軌道で、でもパワフルでやんちゃでバカっぽいところが気に入った。もちろん「なんだコリャ」というのもあるけど、ソレを含めて刺激的で楽しめた一時間。

ただ、殆どの人が若く、おそらくフィルムでの経験がないのかと思うが、スクリーンで大きく観せる、という意識が感じられなかった。悪い言い方をすれば小粒で、ディスプレイで観るのがメインと言う感じなのだろうなあ。もちろんソレが悪い、と言う意味じゃなくて感想ね。フィルム世代の戯言かもしんない。

まあ、何かをつくりたくなるような気持ちを沸き立たせてくれたことに感謝。土曜の昼間ということもあるのかもしれないが、開始時アップルストアのシアターガラガラ。途中で結構集まったけど、ちょっと寂しい。告知ってやっぱ大事だよな。
トップページのタイトル名を選んで、大きなサムネイル左下のテキスト「play~」を押すと、作品観ることができるです)


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